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2013年4月 3日 (水)

御三家

スペアナ御三家揃い踏みということで
Dsc_0079_2

HP、アドバンテスト、アンリツと揃えてしまいました。
それぞれ使ってみると一長一短あります。

まず起動時間ですが
HP8561E 27S
ADVAN R3267 60S
Anritsu MS2683A 12S
とAnritsuの圧勝です。

起動直後のレベルは8561E・MS2683Aは即使用可能なレベルですがR3267は
約3db低く表示されます。これが、正常になるまでには20分程度かかります(これは自分の持っている個体のみかもしれませんが)。

フルスパンの時の画面表示です。
HP8561E
8561e_fullspan_2

R3267
Adv089

MS2683A
Imgp0340_1

こうしてみるとMS2683Aのノイズフロアの高さが気になります。
位相ノイズは、カタログによると
HP8561E         -113dBc/Hz 中心周波数≦1GHz 10KHzオフセット
ADVAN R3267      -113dBc/Hz 100Hz-1GHz 10KHzオフセット
Anritsu MS2683A   -108dBc/Hz 1GHz 10KHzオフセット
ですので、もう少しノイズフロアが低くてもよさそうですが・・

SPANを狭めてみました。(CF=3.25GHz)
SPAN=10MHz
8561E
8561e_10m_1_2

R3267
Adv090

MS2683A
Imgp0341_1
SPANを狭めると、急にノイズフロアが下がってきます。

SPAN=100KHz
8561E
8561e_100k_1

R3267
Adv097

MS2683A
Imgp0342_1

SPAN=10KHz
8561E
8561e_10k_1

R3267
Adv096

MS2683A
Imgp0345_1_2    
ここらあたりでは、ほとんど差がありません

SPAN=100Hz
8561E
8561e_100_1

R3267
Adv095
ここで注意しなければいけないのは、このR3267ではRBW=10HzよりRBW=30Hzのほうがノイズフロアが下がるということです。
Adv094
普通に考えれば???です。

これについてアドバンテストに故障ではないかと問い合わせてみました。
返答は「故障ではありません。これはR3267の仕様です」との返事でした。

MS2683AのRBWは300HzまでなのでSPANも5KHzまでとなっています。
しかし、今回入手した物はOP03 プリアンプが付いていました。happy01
プリアンプONすると
Imgp0344_1_3
-140dbmの信号まで測定出来ます。

最小SweepTimeは
8561E 50ms
3267 20ms
2863 10ms

2683は、RBWが300Hzまでと制約がありますが起動時間やSweepTimeの早さなど使い勝手はよさそうです。

そんなMS2683Aの問題点はFANの音が大きいことです。
8561Eの騒音をレベル1とすると
3267はレベル2
2683Aはレベル10くらいです。weep
元々のレベルが高いのか、5年に渡って酷使されてきてレベルが高くなったのか交換してみればいいのかもしれませんが、交換しても変わらずでしたらと思うと踏ん切りがつきません。

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コメント

比較データをありがとうございます。
近傍C/Nは3267が良すぎるのでしょうね。これは大切にする価値が高いと思います。2683Aは、おっしゃるように、起動が早く、あまり操作も複雑ではないので、普段使いの使い倒し用だろうと考えています。狭帯域の測定(PLLのC/N、SSBの音声IMとか)以外で、工作物の動作を見ながら作業する友としてはかなり有用ですね。なんせ安かったですし。

>近傍C/Nは3267が良すぎるのでしょうね。これは大切にする価値が高いと思います。
そうですね、長生きしてくれればいいのですが。

>狭帯域の測定(PLLのC/N、SSBの音声IMとか)以外で、工作物の動作を見ながら作業する友としてはかなり有用ですね。
役割分担して使うのがいいですね。8561Eがかなりご高齢なので、出来たらこれを予備に回して2683+3267体制がいいかなと思っています。そうするとやはりTGを作らなければhappy01

こんにちは、計測器マニアと申します。私もMS2683Aを入手して弄り始めたところです。
私のユニットはフロントキーが不調だったので、さっそくばらして清掃作業?を実施して、いまは順調に動作しています。
このクラスではMS2602Aに続いての2台目(マイクロ波要にはMS710Aを使っています)ですが、アンリツのスペアナはとても使いやすい感じですね。
起動が早いのと、電源を切ったときのまま立ち上がってくれるので、作業開始時のストレスが少ないです。
また参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

計測器マニア様
コメントありがとうございます。
計測器マニア様のBlogはいつも拝見させていただいております。
アンリツのSAは今回初入手ですが、確かに操作性はいいですね。
ただ、アンリツの測定器は他社に比べて総じてFANの大きさが大きいようです。当然FANの音も大きくここらへんが自分にとっては少し難点です。

製作されているVNAの今後の展開たのしみにしております。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

おはようございます。
つたない私のBlogですが、御覧いただいているとは光栄です。工作の備忘録のつもりで書き始めて、結構、書く事が製作の励みになっていたりします。
さて、FANの音ですが、おそらく工場とかで使うことを考えて、多少大きめでも信頼性重視で風量を上げているのではないでしょうか?
それなりに発熱量が大きいので、しっかり逃がさないと、機械全体の寿命が短くなってしまいそうです。
昨年入手した3325Bは、妙に静かだと思ったらFANケーブルが外されていて、FANを繋いだらFANが壊れていました。
FANの交換は簡単でしたが、内部の電解コンが破裂寸前でした。
長寿命な測定器は総じてFANの音も大きいような(20年選手の5371Aなんて壮絶な音を上げて扇風機のように風が吹いてきます)気がします。

>おそらく工場とかで使うことを考えて、多少大きめでも信頼性重視で風量を上げているのではないでしょうか?
なるほど、そういう見方も出来ますね。ということは、もう少し風量の少ないFANでも大丈夫かもという感じですね。
ここらへんは、今度アンリツに問い合わせてみます。

>長寿命な測定器は総じてFANの音も大きいような(20年選手の5371Aなんて壮絶な音を上げて扇風機のように風が吹いてきます)気がします。
そういわれれば、HP3589Aにはさらに大きな20cmFANがついていました。こちらも、すさまじい音をたてて回っています。

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