« PLXO-29A5 | トップページ | 自作部屋大改造 »

2015年6月 3日 (水)

HP3589A修理

製作中だったポータブルTRXも一段落ついたので、以前からの懸案であったHP3589Aの不具合を修理してみることにしました。

不具合とは
Dsc04484
特定の条件下で図のようなエラーが出ることです。

特定の条件とはCFがおおよそ15MHz以下でSPANを10KHz以下にしたときに出ます。
しかもCFが偶数の時は出なくて奇数の時に出ます。

おそらくは、LO関係のどこかのPLLのレンジが外れているのではと見当をつけて
Agilent時代にDLしておいたサービスマニュアルを見てみると、調整方法が詳しく書いてあります。

そこで片っ端からチェックしてみました。
チェックするのに使ったのは、HP53131A、HP8561E、FLUKE8840Aです。

Dsc04490_1

Adjustments2(10MHz±1Hz)
Dsc04479

Adjustments3(-7V±0.25V)
Dsc04480
ギリギリですが基準内なので次にいきます。

Adjustments4(55MHz±0.5MHz)
Dsc04475

Adjustments5(H.F.LIMIT 470MHz±2MHz L.F.LIMIT 290MHz±2MHz)
Dsc04468

Dsc04471
ここで初めて規格外です。
H.F.LIMITが460MHzより上に行きません。

Adjustments6
ここの写真を撮り忘れましたが、すべて基準外です。
このAdjustments6では基板を引き出しEXTENDER BOARDとEXTENDER CABLEを使えとあります。そんなものは無いので調整用のVRを引き出して調整しました。
Dsc04485_1

Dsc04488_1

Dsc04489
しかし、ここも基準値に調整出来ません。

Adjustments8
STEPOOL_L 297MHz±0.5MHz
STEPOOL_H 470MHz±0.5MHz

ここは、かなり狂っていましたが基準内に調整出来ました。

Adjustments10
PRETUNE OFFSET 450MHz±0.5MHz
PRETUNE SLOPE 306MHz±0.5MHz
ここは両方を何回か繰り返し調整することで基準内に調整出来ました。

ここでAdjustments5・6に戻って調整したところ無事UNLOCKは出なくなりました。
しかし、Adjustments5のH.F.LIMITは基準内にはなっていません。

とりあえずエラーメッセージは出なくなったので様子見です。
Dsc04491


« PLXO-29A5 | トップページ | 自作部屋大改造 »

測定器」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1195023/60239991

この記事へのトラックバック一覧です: HP3589A修理:

« PLXO-29A5 | トップページ | 自作部屋大改造 »